「場内に活気なし、グルメもダメ、地元選手も弱体化」と、個人的にはあまりいい印象のない児島競艇場。ほめられるのはスタンドから見渡せる瀬戸内海と、あちこちに浮かぶ小島くらいのような。
で、その児島競艇が、年が明けてから、とつぜんやる気を見せ始めました。
証拠(!?)となるニュースを2本紹介します。
ひとつめは、近々オープン予定の案内所「ガァ~コの部屋」のスタッフの募集を始めたこと。
仕事の内容は、ファンの案内やファンクラブの受付など。ひとつ気になるのは、そこに「テレビや雑誌への出演」とあること。
まさかピットレポートをするわけじゃないだろうし、「競艇場案内の番組や記事に顔が出ることもありますよ」くらいの意味だと思いますけどね。
「インフォメーションスタッフ募集のお知らせ」(児島競艇場、1月15日)
時給は1000円から。悪くない、いや、むしろいい給料なのでは?
ただ、話がちょっと急で、応募締め切りが22日で、面接は25日。仕事始めは2月1日というスケジュール。興味のある方は、迷う前にすぐ応募したほうがいいかも。
ふたつめのニュースは、「第1回全国学生舟券選手権大会」なるものを開催すること。
詳しい大会要項は後日発表されるそうで、現時点で明らかになっているのは、賞品として10万円分の商品券などが用意されていること。
ただ、せっかく参加者を学生に限定するからには、企画に工夫を期待したいですね。
たとえば、大学対抗戦にすればもっと参加者はエキサイトできると思います。規模をもっと大きくして、競艇場ごとに予選を行ったあと、“地区戦”を実施して、最後は全国大会で優勝校を決めるという仕組みを用意しておくとか。
となると、参加校を集めるための“ごちそう”が必要なわけで。そのためには、学生ならではの特典が必須。
そこで、舟券を学割で購入できるようにしたらどうでしょう? 窓口で学生証を見せると、2割引で舟券を買えるとか。社会人からすれば、とってもしゃくなんですけど(^^;。
だけど、競艇業界にとって、学生に代表される若いファンはのどから手が出るほどほしいはず。若ければ若いほど、生涯投票金額は積み上がるわけですからね。
この際、先行投資と割り切って、学割のような優遇制度をもうけるのは決してムダでもムチャでもないと思うんだけどなあ。
パソコンや携帯電話で舟券を買っているファンにはおなじみの「テレボート」。
そのテレボートのウェブサイトが16日にリニューアルされます。
メルマガの告知によると、投票結果や収支を管理できる機能などが追加されるみたい。投票の履歴が自動的に記録されるようになるのでしょう。自分で、こつこつとパソコンやノートに記録する作業が不要になるわけです。
これ、とても便利な機能だとは思いますけど、会員を減らすことにつながらないかとちょっと心配。なぜなら、いやでも収支の現実を見ることになるわけですから。
「うわ、俺ってこんなに負けてるのか~」とがく然として、舟券から足が遠のいてしまうファンも少なくなかったりして(^^;。
ところで、テレボートの投票会員には週イチくらいのペースでメルマガが送られてくるのですが、これがなかなかすぐれもの。
なかでも、いつも感心しながら読んでいるのが、「競艇GOシップ!」というショートコラム。700字ほどとはいえ、ネタは新鮮かつ、とってもディープ!
たとえば、最新号では徳増秀樹が、クリスマスイブに彼女に別れ話を切り出したところ、一転して結婚に至った心あたたまるストーリーを紹介。
また、賞金王決定戦の直前号では、12選手が開会式後、どのようにトライアル初日までの時間を過ごしたかレポート。
松井繁と吉川元浩はラーメンを食べに街に繰り出し、服部幸男は美術館へ。三嶌誠司は子どもの習い事の発表会のために日帰りで香川に帰郷。ホテルのジム内にあるサウナでは高橋勲と井口佳典、濱野谷憲吾らが顔をそろえ、出場選手の「控え室と化した」と締めくくっています。
僕がすごいなと思うのは、コラムの執筆者が持っているネットワークの広さと、選手との間に築いている信頼関係。プライベートに踏み込んだ部分の情報を手に入れ、選手の了承のもと、メディアに流せるというのは簡単にはできないことだろうから。
いったい誰が書いているのか気になるところ。腕利きのスポーツ新聞や専門誌の記者がもちまわりで担当しているのでしょうか。
なお、サイト内にあるこのページの下のほうで、メルマガと、会員向けサービスのサンプルを見ることができます(リニューアル後にどうなるかは不明)。
一度アクセスしてみてはいかがでしょう?
「ボートピア沖縄」は、たった一夜の夢物語でした。
建設候補地の自治会関係者が、ボートピアを計画している業者に設置反対の意見を伝えたところ、業者はあっけなく断念したそうです。
「近隣一致『反対』/舟券売り場計画」(沖縄タイムス、1月10日)
「業者が断念の意向/舟券売り場」(沖縄タイムス、1月10日)
記事によると、設置予定地と報道されていた施設は勝手に名前を使われただけのようだし、全国モーターボート競走会連合会もまったく把握していない案件みたいだから、まだ構想の段階だったのでしょうね。その動きが、たまたま地元メディアにもれてしまっただけで。
ひょっとして、業者の動きを察知した地元住民が、設置反対の世論を強めるためにマスコミにタレ込んだ可能性もある!?
話は変わって、「ちょっとおもしろいかも!」と感心した競輪のPRの方法。
24日から小倉競輪場で開催される競輪祭の宣伝活動として、博多駅と小倉駅にバンクの一部が再現されるそうです。競技用の自転車だけではなくて、バンクも一緒に展示するという発想がすばらしい。
「福岡・天神、小倉駅にて小倉バンクの一部を再現し、展示されます」(KEIRIN.JP、1月10日)
うまいなあと思うのは、手すりを付けてバンクの傾斜を上れるようにする工夫。「体験」によって、競輪のすごさを刷り込もうという戦略でしょう。
いくら凝ったCMを作って、競輪の迫力やスピードを映像としてアピールしたところで、受け手が目や耳で受け取れる量には限界がありますからね。
効果の期待できるPR手法だと思います。
競艇もこれと同じ発想でやってみたらどうでしょう? 小さなガラス張りのプールで水面の一部を再現して、ボートを浮かべてみるとか。駅に展示すれば、きっと多くの人の目にとまるはず。
さすがエンジンをかけるのは無理としても、パドルでこいでみたり、揺れるボートの上でモンキーターンを体験できたら楽しいかも。
那覇市内に、ボートピアの建設計画が持ち上がっているようです。
記事によると、予想売上額は年間で104億円というからかなり強気。実際にこの数字を達成できたら、日本の最南端に売り上げがトップクラスのボートピアが誕生することになります。
「新都心に競艇発券場計画/自治会長ら対応協議」(沖縄タイムス、1月9日)
「新都心に舟券売り場 住民から反発も」(琉球新報、1月9日)
候補地の那覇市おもろまち2丁目は、地図で調べてみるとこのあたり。近くにはコンビニもいくつかあるし、ついでにハローワークもあったりして(^^;なにかと便利そう。
空港までの距離も、先日紹介した「ちず丸距離計測」で調べてみたところ、5kmくらい。これくらいの近さなら、帰りの便までの空き時間をつぶしたいお客さんを呼び込めるかも。もちろん、出発時刻にあわせて空港まで送る無料バスは欠かせないでしょうけど。
観光客の来場を重視するならば、既存のボートピアとは趣向を変えて、リゾート風にでもしてほしいところ。
たとえば、敷地内には大きなプールがあって、プールサイドには液晶モニタ付きのデッキチェアが並べられているとか。レースの合間はプールで泳ぐことができて、水着のまま舟券を購入することも可能。単に、舟券を買うためだけの施設ではなくて、レジャー性を強く打ち出してみるわけです。
と、理想はふくらむばかりですが、現実に目を向けた場合、競艇にほとんどなじみがないだろう沖縄県民を相手に、はたして採算ベースにのせられるかどうかは未知数といっていいはず。
ただ、競艇になじみのない県だから失敗する可能性が高いと判断するのは早計で、それよりも重要なことは、ギャンブルに対する抵抗や嫌悪感が県民の間にどれくらいあるのかということ。ギャンブルに寛容な県民性ならば、時間はかかったとしても、競艇が沖縄県民に根付くチャンスは十分あるでしょうから。
ちなみに、僕自身はなんとしても作ってほしいと思っています。
というのも、以前から沖縄には一度行ってみたかったので、その理由ができるから。もはや公営ギャンブルの施設がない都道府県には足が向かないカラダになってしまっているのです(笑)。
地元選手が勢ぞろいする年末年始のシリーズは、レースはもちろんのこと、イベントも豪華。その様子を伝えるコンテンツがあちこちで公開されています。
常滑競艇には、“日本一”を成し遂げた中日ドラゴンズの岩瀬と井端が来場。競艇場のイベントに、元プロ野球選手のタレントが出演することはあっても、現役の、それも主力選手が登場するのはとても貴重。しかもスーツではなくて、ユニフォーム姿。地元のドラゴンズファンにはたまらないイベントだったはず。
「とこなめ競艇で日本一に輝く中日ドラゴンズ選手トークショー開催!」(1月8日、常滑競艇ホームページ)
ちなみに司会を務めたのは、競艇ファンにはおなじみの荻野滋夫氏。
その荻野氏を1月1日の朝、浜名湖競艇の最寄り駅である新居町駅のホームで見かけてびっくり! なぜなら、大みそかから元旦の6時まで放送されたレジャーチャンネルの年越し番組に出演していたから。
きっと、放送終了直後に品川駅から新幹線に飛び乗って、8時44分着の在来線に乗り継いでやってきたのでしょう。
ちなみに浜名湖では、主催者の年頭挨拶と優秀選手表彰式の司会をしていました。
一方、下関競艇では1月1日に行われた、もちまき大会の動画が公開されています。「わざわざ動画で紹介するほどのものか!?」と思ったけど、なかなかおもしろい“作品”に仕上がっていてオススメ。
「1/1実施 『競艇選手のもちまき大会』MOVIE」(1月7日、下関競艇ホームページ、WMVファイル)
ちょっと笑えたのが、大粒の雪が舞う中、さっさと終わらせたかったのか、両手で持てるだけのもちを持って、どさどさとスタンドにぶち込む白井英治の姿(笑)。
そういえばスタンドへの景品の投げ入れって、「取り合いになって危険だ」という意見が聞き入れられて、めっきり見なくなりましたね。首都圏の競艇場では、平和島が表彰式でサイン入りピースター(マスコットキャラクター)のぬいぐるみが投げられるくらいでしょうか。
ですが、競輪ではまだ健在のサービスのようで、先の競輪グランプリでは出場選手によるタオルの投げ入れが行われました。
しかも、場内最高の人口密度をほこるホームストレッチ側で始まったものだから、渦中にいた僕は、パンチやエルボーがどこから飛んでくるのかとビクビクしっぱなし。隣にいた人のよさそうな青年などは、メガネの片方のテンプル(レンズと耳にかける部分を結ぶパーツ)がもげて泣きそうな顔をしていたし、もはや地獄絵図でした。
今回の旅打ち前に、競艇に詳しくない知人とこんな会話をしました。
「年始は浜名湖競艇へ行ってきます。年越し開催があるんですよ」
「“年越し”って、31日の夜から1日の朝にかけてレースがあるんですか? 除夜の鐘みたいに」
「まさか! 開催日が31日と1日にまたがっているだけで、レースが行われるのは昼間ですよ」
で、今になって考えてみると、文字どおり、年越しの開催があってもいいなと思います。
31日から1日にかけての夜は、遅くまで起きている人も多いからエンジン音を大目に見てくれるかもしれないし、地域によっては電車が終夜運行しているからアシの心配なさそう。
それに、初もうでに出かける人だってたくさんいるから、その帰りにふらりと立ち寄ってくれる可能性だってあるはず。
もし本当に、第1レースの発走時刻を12月31日の午後7時くらい、最終レースを1月1日の午前1時くらいで「年越し開催」をするとしたら、その条件は、
1. ナイター設備があること
2. 電車が便利なところ
3. 近くに大きな神社があること
になりそう。
……となると、住之江競艇がほぼカンペキ!?
続いて、競艇の新刊書を紹介します。
タイトルは、「競艇24場完全攻略ガイド 全国競艇勝ち歩き」(上写真)。レジャーチャンネルなどで活躍されている桧村賢一氏の新著です。
特筆すべき点のひとつは、情報量の多さ。1場につき8ページものスペースを割き、タイトルどおり、舟券で“勝ち歩く”ために欠かせないデータや知識がこれでもか! といわんばかりに詰め込まれています。
また、「電投・BP(ボートピア)派必見! 中継攻略」というコーナーでは、テレビやパソコンの画面でもチェックできる水面状況や展示航走のポイントを紹介するなど、近年の投票スタイルの変化に合わせた情報の切り口が○(下写真)。
さらに、地元の有力選手が水面の“クセ”について語る「地元のことは地元に聞け!」と、番組編成の特徴を解析した「配当から見る番組傾向」なども、ネット投票や旅打ちなどで“アウェー”の水面に挑むときに役立ちそう。
発行元は多くのギャンブル関連書を出している三恵書房。発売日は2月の上旬ごろ?
元旦から、浜名湖競艇へ旅打ちをしてきました。
連日、北風がやや強かったものの、スタンドからは富士山がくっきり見えるほどの快晴。“打ち初め”には、申し分のないコンディションでした。
楽しみにしていたのが、浜名湖競艇企業団の疋田企業長による年頭のあいさつ。
昨年は「賞金王を誘致します!」とサプライズ発言が飛び出したので、その続報を期待していたものの、残念ながら今年は触れずじまい。話題の中心は、正月戦の終了後に始まる南スタンドのリニューアル工事についてでした。
そのときに「新しい観戦方式を導入します」なんて言っていたので、どんなのだろう? と想像していたところ、参考になる記事を発見。改修後のスタンドについて、座席の種類や数などが詳しく書かれています。スタンドは3階建てになるもよう。
「南スタンドをリニューアル 12日から工事開始 浜名湖競艇」(中日新聞、1月6日)
記事を読むと、疋田企業長が話していた「新しい観戦方式」というのは、どうやら3階のことみたい。といっても、VIP席やボックス席などが設置されるだけのようで、まったく新しいコンセプトの座席がお目見えするというわけではなさそう。
むしろ期待できるのは、1階につくられるという“円形総ガラス張り”の発売所。円柱の表面に窓口が等間隔で並ぶつくりになるのでしょうか?
となると、窓口に並ぶファンの列は放射線状に伸びるはず。つまり、列の後ろにいくほど列の間隔は広くなるわけだから、「隣の列のほうが早く買えそうだから切り替えよっと」なんてことがちょっとやりにくくなるかも。
ところで、記事に載っている写真の説明文で気になる点がひとつ。
「左側が南スタンド、右側が中央スタンド」とあるけど、どちらも南スタンドのような?
ちなみに、右の写真は、東海道線の車窓から撮ったスタンド全景。右側のクリーム色の建物が中央スタンド、左側にある2棟が南スタンドで、記事の写真はこれら2棟を写したものだと思うんだけどなあ。





