今年の”競艇流行語大賞”は、「チルト3度」で決まり……と思ったら、強力なライバルが現れました。
それは、「チルト4度」。
昨日、多摩川競艇場でチルト4度の採用に向けたテスト走行が行われたそうです。
「どうせテストのためのテストなんでしょう?」と思ったら、大まちがい!
阿波勝哉や熊谷直樹、村田修次など6選手が参加したほか、野中和夫選手会長や、日本モーターボート競走会の小池保夫理事長も視察していたというから、完全な本気モード。
「多摩川にチルト4度が出現」(ボートレース研究-善ちゃんの是政便り、11月13日)
記事によると、実戦での使用については、熊谷や村田らをもってしても「すごくよかったら使う」「ペラが合えば使うと思う」と条件つき。
そんな中、「3度も4度もいっしょ。4度はすぐに使います」と話す阿波には、”6コース職人”のアドバンテージを感じますね。
これまでチルト3度はどんなに大きな話題になっても、レースでは決して主役にはなり得なかったと思います。伏兵としての一番手がせいいっぱい。
だけど、チルト4度が導入され、阿波のようなアウトコースのスペシャリストがあっせんされたら、掛け値なしの主役になるはず。つまり、インコースと6コースの評価が入れ替わるということ。舟券を予想するうえでも、”革命”が起きるといっていいでしょう。
次は、競輪のニュース。
京都府の山田知事が、近いうちに有識者による委員会を設置し、向日町競輪場の廃止を検討する姿勢を明らかにしたそうです。
てっきり赤字がすごいことになっているのかと思ったら、そうではないみたい。
asahi.comは「2004年度以降は2億4000万円から6千万円の黒字」、京都新聞は「2000年以降は府への繰入金がゼロ」と報じている数字にずれはあるものの、少なくとも巨額な赤字をたれ流しているという記述は見当たらないから。
「向日町競輪を廃止へ 京都府が準備組織立ち上げ」(asahi.com、11月13日)
「向日町競輪場、存廃含め検討へ 山田知事が意向」(京都新聞、11月13日)
今どき優良ともいえる経営状況にあって、いきなり「廃止」の二文字をちらつかせるのはまったく理解できないなあ。知事は「中長期の展望が見通せない」とコメントしていますけど、先が読めないのは競輪に限らず、どんなビジネスだって同じ。100%もうかる”鉄板ビジネス”なんて存在するはずがないんだから。
けっきょく、知事が競輪を嫌いなだけなんだろうなあ。
11月 14











2008年11月16日 at 5時01分47秒
向日町競輪廃止「検討」の件
公営競技からの撤退については、主催者-施行者の思惑が大きく作用しているのは、当然のことでしょう。
主催者-施行者の側から見れば、
どれだけ地域に貢献しているか( 財政的なものも含 )でしょう。
これが都道府県が主催者-施行者となると、
元々の財政的基盤が大きいだけに、
公営競技からの「上がり」を期待しない
それより
赤字になれば、外野( 関係者も多くなる/京都府の例からすれば、向日町競輪とは直接関係無い丹後半島の人も「外野」になってくる )が煩い
・・・ということです。
「進むも地獄 退くも地獄」の岩手県競馬組合を除けば、
あれだけの累積赤字を抱える北海道( ホッカイドウ競馬 )も、
競馬を止めれば、日高の馬産地に直接大きな影響を与える という政策的観点から続けているのですから・・・
一方 観光の一つの柱としているのが、弥彦競輪
弥彦競輪の主催者は 弥彦村
ここは、弥彦温泉-弥彦神社-弥彦競輪の三点セットで観光振興を図っていて、
ふるさとダービーや全プロ競輪の開催誘致
収益確保の観点から、早々に新潟市内に単独の場外車券売場の建設 等々
かなり競輪事業に努力を傾注しています。
また一方で廃止としてしまい、観光の一つの柱を失ったのが上山市
結婚相手( 合併先 )の山形市に好かれようと、
身綺麗にするため邪魔なモノ( 赤字の上山競馬 )を切ったのはイイけど、
結婚相手に振られるは、
邪魔なモノが実は大事なモノであった━━というのが現状でしょう。
2008年11月16日 at 22時06分38秒
多摩川でチルト4度を見られるのは嬉しいことかもしれませんが、まずは施設改善してもらうのが先でしょ・・・
ますますボートピアや電投に頼る他力本願な場になりそうですね。
2008年11月17日 at 8時57分15秒
>通りすがりの者さん
結局、都道府県が主催者となっている競輪では、微々たる黒字が出たところで
プラス評価はされないけれども、少しでも赤字になったり、その可能性が出て
くると、即座に存在意義を問われてしまうということでしょうかね。
もっともバブル時期くらいの売り上げがあれば、都道府県レベルの財政にとっても、
大きな収益として認められるのでしょうけど、今の売り上げではあり得ない
ですもんね。
弥彦のように、公営ギャンブルを観光振興の1つの柱として売っているのは
正解だと思います。
というよりも、公営ギャンブルは、他の観光資源と組み合わせてようやく集客力を
発揮する程度のものでしょう。ギャンブル単独では、とうてい観光資源としては
成立しないでしょうから。
たとえば、大村競艇が「競艇発祥の地」であることをどんなにアピールしても、
それを見るために長崎を訪れる人はいないわけで。いたとしても、その人はすでに
競艇ファンなのだから、純粋な観光とはまた違うでしょう(笑)。
唯一、ばんえい競馬は、北海道というブランド、北海道だけで行われているという
希少性、土着の文化などから、それだけで観光資源になりうると思います。
>CPRさん
多摩川の古いスタンドは、今となっては貴重な気もします。
柱の多さと、指定席の机の狭さはどうにかしてほしいものですけど(笑)。