いよいよ明日から丸亀競艇でダービーが開幕。
開催節の後半は3連休にかかるし、この時期は旅行に最適。旅打ちを計画している方も多いのではないでしょうか。
さて、その丸亀のホームページに、ちょっと気になる告知。
10月6日付けで「競走水面が変更された」とあります。が、リンクをたどってみると、どこが変わったのか僕にはわかりません。
「競走水面が変更されました」(丸亀競艇ホームページ、10月6日)
第1ターンマークが移動したとは書かれていますが、2007年のこと。このときはインコースがあまりに強かったので、スタンド側に動かすことで、イン艇のマイしろを減らしたはず。
ホームページで知らせるからには、それ以降に別の変更が加えられたはずなのだけど……うーん、気になる。
情報をお持ちの方は教えてください。
次は、びわこ競艇の競走水面が“もじゃもじゃ”になっているというニュース。
今年に入って水草が異常繁茂するようになり、職員が除去作業に追われているそうです。
2年前は7回で済んでいた作業は、今年は5月からすでに22回をかぞえるというから、およそ週1回のハイペース。
非開催日に県の職員が作業にあたっているとのこと。もしかしたら滋賀支部の選手も手伝っているかもしれませんね。ご苦労様です。
「滋賀県営びわこ競艇場:取っても、取っても、茂る水草 県職員、休日返上で作業」(毎日.jp、9月29日)
水草といえば、昨日も紹介した植木通彦氏の著書「水に舞う不死鳥」におもしろい話が載っていました。
場所は芦屋競艇場。
ある日、対岸に茂っている葦について、植木氏は主催者から「刈ってきれいにしようと思うのだけど」と相談をされたとのこと。これに対して、氏は「絶対にやめてください」と返答。
その理由は、群生する葦が消波装置の役割を果たしていたから。
芦屋については「全国でも屈指の高速水面」と語っており、葦はその舞台の演出に欠かせないものだったというわけです。
となると、ただでさえ遊覧船のひき波で荒れがちなびわこの水面。
水草も少しは残しておいたほうがいいのかも!?
26日の記事で紹介した、植木通彦氏の著作「水に舞う不死鳥 艇王の二十年」(右写真)が届いたのでさっそく読んでみました。
結論から言うと、とってもおもしろい!
計212ページで2部構成。
第1部は選手を目指すところから引退するまでのストーリー。第2部は、全24場のひとつひとつについて、植木氏が選手時代に持っていた水面の印象と、すべての着順を掲載しています。
第1部を読んで感じたのは、語り継がれている植木氏のさまざまな“伝説”について、知らない事実がたくさんあったんだなあということ。
たとえば、モンキーターンとの出会いについて。
初めて見たのは、関東の競艇場で同じレースに出走したある若手選手だったとのこと。隣でいきなり立ち上がったので、植木氏はバランスを崩したとばかり思ったそうで。そこで、ピットに戻って「危なかったなあ」と声をかけたところ、「モンキー乗り」だと教えられたと書かれています。
植木がモンキーターンで華々しい成績を残したのは事実ですが、導入については意外にも“後発組”だったことがわかりますね。
また、桐生競艇での大けがについては、“75針縫った”ことがクローズアップされがちですが、実はそれだけではありませんでした。傷口の縫合後は小鼻がなかったため、さらに頭蓋骨の一部を鼻に移植する10時間の整形手術を行ったそうです。
そのほかに、プロペラ研究のために、数百万円を投じて長さ10メートルほどの水槽を作ったものの成果が得られなかったという失敗談や、福岡競艇の1マークのうねりは、水鳥が周囲にとまっているかどうかで大きさがわかるといった豆知識も紹介。
全体を通して、内容にせよ、表現にせよ、本人にしか書くことのできないものが詰まっているなあと感じました。そこに、この本の最も大きな価値があると思います。
“植木信者”なファンも、そうでない方にもオススメしたい一冊。
30日に茨城県・“11億円横領男”の初公判が行われ、検察側は懲役15年を求刑。
気になるのは11月4日に下される判決。どれくらいの年数になるのでしょうね。
仮に11年だとしたら、1億円の負けにつき1年間の懲役。高いと見るか、安いと見るか……って、そういう問題じゃないだろ(^^;。
「懲役15年を求刑 国保連横領初公判」(読売新聞、10月1日)
被告は、横領のきっかけは家族の借金返済が目的だったと供述したそうで。それがホントだとしても、1泊10万のホテルを利用したとか、1カ月の旅行代が200万になったなんて事実は、どうやったって説明がつかないだろ。ホント、どうしようもないなあ。
このニュースと同じタイミングで、犯罪で手に入れたカネを競艇にぶっこんだ事件が報じられています。
大阪では出資法違反で集めた2億5000万円が、唐津では信用金庫から横領した約1000万円が舟券に投じられました。
「100万円単位で競艇に、先物取引投資巡り逮捕の業者」(asahi.com、10月1日)
「着服:唐津信金の元支店長代理が2554万円 顧客から1650万円借り入れ /佐賀」(毎日.jp、10月2日)
いまや「11億円」を前にしたらどっちも“小物”。だからといって、11億円を上回る数字を期待しているわけではないのですけど(←あたりまえ!)。
続いて、競輪のニュース。
徳島市で小松島競輪の場外車券売場が計画されているそうです。
一部の住民は、常套句ともいえる「子どもへの悪影響」などを理由に挙げながら、建設反対の署名運動などを行っているとのこと。
「徳島に場外車券売り場」(読売新聞、10月2日)
建設予定地の徳島市東沖洲を地図で調べてみると、このあたり。どうやら工場地帯っぽく、主催者の小松島市が話しているように、子どもへの影響はほぼないと見てよさそう。
だとすれば、反対派は子どもを“盾”に持論を押し通そうとしているだけ?
最後に、Googleのちょっとおもしろいサービスを紹介。
創設10周年を記念して、Googleが“2001年のGoogle”を公開しています。
通常と同じようにキーワードを入力して検索をすると、2001年の検索結果が表示されるというもの。これがなかなかハマります。
たとえば、「競艇」で検索すると、競艇オフィシャルサイトが1番目にヒット。サイト名の右下にある「View old version on the Internet Archive」をクリックすると、当時のサイトにアクセスできます。
一部の画像が欠けているものの、「田頭実レーサー日記」や「高橋淳美の美多眠レター」などの伝説(!?)のコラムなどは、ほぼ正しく表示。うーん、なつかしい!
東北への旅打ちから帰りました。
今回の旅でいちばん印象深かったのは、青森競輪場。
何がよかったかといえば、ギャンブル場らしからぬ静けさ。
青森駅前から送迎バスに乗って30分。市街や住宅から隔離され、山々に隠されるように建っているので、競輪以外の音はほぼ皆無。
多くのファンはスタンドで観戦するので、金網にへばりついていると、選手たちのささやきまでもが聞こえてきます。
号砲後、後ろにつくベテラン選手に
「よろしくお願いします!」
と声をかけながら前に割って入っていく若い先行選手。
残り2周回になって、他のラインが仕掛けを察知した彼が、
「あ、来ますよ!」
と、わざわざていねい語で注意をうながしていたシーン。
選手の上下関係や礼儀を見ることができて、競輪への興味がいっそう深まりました。
もうひとつおもしろかったのは、青森駅から歩いて3分ほどのところにある「前売サービスセンター」。
まず、立地がシブイ! 消防団の倉庫と海産物問屋にはさまれて、ひっそりと建っているんです(右写真)。で、内部はといえば、レース中継もオッズ放映のモニターもなくて、車券を売っているだけの単機能な小空間。
それでも、朝10時をまわったばかりなのに、すれ違うのも大変なくらい混み合っていたのはびっくりしました。
そのほかの旅打ちで見つけたものについては、少しずつお伝えしていきたいと思います。
そんなにもったいぶるほどのネタでもないのですけどね(^^;。
話は北から南に飛んで。
鹿児島県南九州市にオートレースの場外車券売場が計画されているというニュース。
競艇の場外発売所ラッシュに影響を受けたのか、オートレースもここのところ動きが激しくなっているみたい。今年に入って、熊本と福岡でも設置計画が報じられていますから。
「川辺に場外車券場計画 飯塚オート、来年度開業目指す」(南日本新聞、10月1日)
候補地の「南九州市川辺町神殿」を地図で調べてみると、北へ3kmほどの場所には「金峰ダム」。そう、ボートピア金峰がある場所です。
「競艇とオートのハシゴ打ちエリアの誕生か?」と思って地図をよく見ると、行き来するのはちょっとつらそう。両地点を結ぶ道は曲がりくねっているし、道幅も狭いだろうから。
車券売場ができたとしても、ボートピア金峰とは“近くて遠い”存在になりそう!?
公営ギャンブルファンとは、切っても切れない関係になりつつある「インターネットバンキング(以下、ネットバンキング)」。
パソコンや携帯からの投票で売り上げを伸ばしている今、ファンよりも、むしろ主催者にとっての“命綱”といえそう。
あるリサーチ会社が、ネットバンキングの利用についてのレポートを公表しました。
約1万人を対象に調査したところ、ネットバンキングの利用率は71.8%とのこと。
興味深いのは、「どんなサービスを利用しましたか/していますか」の問いに対する結果。
「宝くじの購入・競馬・競輪など」と答えた人が18.6%もいるんです。
「『インターネットバンキング・オンラインバンキング』に関するアンケート」(ディムスドライブ、9月25日)
18.6%って、世間一般のギャンブル人口比率から考えたら、高い数字ではないでしょうか? ネットバンキングと公営ギャンブルの関係の深さが表れていますよね。
今度は逆に、公営ギャンブルファンを対象に、「ネットバンキングを利用していますか?」と聞いてみたいところ。どの競技も、電話投票サービスの加入率とほぼ同じくらいになるのでしょうか。
ところで、この調査結果で「利用者の満足度1位」とされている住信SBIネット銀行。
手数料を調べてみると、ATMでの預け入れや引き出しはほぼ0円で済ませられそうだし、振込手数料も他行宛てでも月3回までは無料。もちろん、ネット投票の精算手数料もゼロ。これなら満足度が高いのも納得。
ってことで、速攻で口座を申し込んでしまいました(笑)。
今までジャパンネット銀行をメインで使ってきたけど、10月からセブン銀行のATMで引き出し手数料が完全無料ではなくなるから、ここが乗り換え時かも。
続いては、植木通彦氏のブログから。
たぶん初めてとなる著作が刊行されたそうです。書名は「水に舞う不死鳥・艇王の二十年」。
本栖研修所時代から現役を引退するまでをふり返った内容とのこと。出版元のホームページには、もう少し詳しい情報が載っています。
「水に舞う不死鳥」(植木通彦Diary、9月22日)
「水に舞う不死鳥 艇王の二十年」(弦書房ホームページ、9月22日)
気になるのは、レースでの準備や反省点などを記したという「植木メモ」の内容。技術的なことやメンタルなことが書かれているのでしょうか? うーん、読んでみたい……。
ということで、こっちもさっそく注文していまいました。堪え性のない僕です(^^;。
届いたらレポートしますね。
最後にお知らせ。
旅打ちのため、来週の水曜日まで更新を休みます。
旅程はこんな感じ。
27(土) 盛岡競馬場、ボートピアなんぶ
28(日) 青森競輪場
29(月) ボートピア河辺、サテライト男鹿
30(火) ボートピア大郷、サテライト大和、オフト大郷
雪国の公営ギャンブル施設をひとまくりしてきます!
鳴門競艇場が、2012年から2年間にわたってレース開催を休止するそうです。
津波などの災害に備えて、堤防を高くしたり、改訂の地盤を固めるなどの工事を行うとのこと。
現在、同じく護岸工事のためにレースを行っていない江戸川競艇場は、2009年6月から再開の予定。なので、複数の競艇場が同時に休場するという事態は避けられそうです。
「鳴門競艇2年休止 2012年から護岸工事、場外の舟券販売は継続」(徳島新聞Web、9月24日)
記事によると、2007年度の鳴門競艇の収益は、場外発売が7億円近い黒字。一方で、本場開催分がほぼ同額の赤字。そんな状況だから、「休止してそのまま閉鎖するのでは?」と心配したくなるところ。
売り上げ面でも、2007年度は24競艇場の中で20番目と低迷しているだけに、考えれば考えるほど、“閉鎖説”も不気味なくらいにリアリティを増してきます(^^;。
まさか、とは思いますけどね。
開催休止まで4年近くもあるのだから、鳴門競艇には休止期間中の計画を今からじっくりと練ってほしいもの。
施設の改修も検討するそうですけど、鳴門の古びたスタンドはある意味で“財産”。個人的には建て替えは控えて、耐震強化や、ぶっとい窓枠を取っ払うくらいの部分的な改善にとどめてほしいなあと思います。
その鳴門をホームプールとする田村隆信が、“また”やっちゃいました。
昨日、大村競艇で行われた一般戦の優勝戦。
本命は1号艇の山口剛。2号艇に山﨑毅が入って、田村は3号艇。
大村のホームページに「壮絶なデッドヒート」なんて書かれているから、「ずいぶん大げさだなあ」とリプレイ動画を見てみると……。
結論。
田村のレースは、「獲った!」と思っても3周2マークを回るまで安心しちゃだめです!(^^;
「山口剛が田村隆信との壮絶なデットヒートを制し、見事完全優勝!」(大村競艇ホームページ、9月24日)
多くの人が、平和島競艇で行われた笹川賞の準優勝戦を思い起こしたことでしょう。
今回の“相手”は平和島と違って、自身より3年も遅くデビューした後輩選手。山口もオール1着の完全優勝がかかっていたから必死だっただろうし、とはいえ、田村だって油断したわけではないはず。
変なトラウマになったりしなければいいけどなあ。
最近は、いろんなデザインを一般公募するのがブームみたい。
浜名湖競艇はボートのデザインを公募で決めたし、丸亀競艇はまもなく開幕するダービーのポスターを募集しました。下関競艇は、12月に開催するG1・競帝王決定戦のポスターデザインのコンペを実施中です。
そんな中、浜名湖が、春に募集していた「ファッションデザイン」の最終候補作を発表しました。11月に開催される競艇王チャレンジカップで、優勝者が表彰式で着るジャケットのデザイン。
ファンのネット投票で10案の中から決定するとのこと。どれどれとさっそく見てみたら……うーん、全体的にちょっと刺激的というのか、前衛的すぎました(^^;。
「浜名湖競艇ファッションデザイン募集 ファン投票」(浜名湖競艇ホームページ)
※「投票する」ボタンをクリック後、表示されたページで縮小画像をクリックすると大きな写真を見られます。
たとえば、7番や10番は、選手のキャラクター次第ではびしっと決まりそうだけど、ハズしたらとんでもないことになりそうな気が。5番と9番は、救命胴衣のフードの部分がきっとデザイナーに強い印象を残したのでしょうね。
それから8番。よくわかりません(笑)。
けっきょく、着る人の老若男女を問わなくて、ちょっとワルな雰囲気を残した1番が“本命”と見ました。
公募モノといえば、感心したのが小倉競輪のイメージアップ用のポスターデザイン。
入賞作品が計11点発表されているのですが、レベルがとっても高いんです。
「小倉けいりんイメージアップ ポスターデザイン結果発表!!」(小倉アスリートファンサイト)
個人的に好きなのは、上から2番目と3番目。どこがいいかって、昭和のギャンブル場の匂いがするところ。ひと昔前の場内の空気が、絶妙に織り込まれているような気がしませんか?
ほかに、6番目はアイデアが脱帽ものだし、7番目は黒地のTシャツにワンポイントで入れたらすごくかっこよく着られそう。
こんな素敵な作品を見ていると、公営ギャンブルファンとしてはうれしくなってきますね。
静岡県小山町に計画されている浜名湖競艇の場外発売所。
以前から、ちょこちょこ話題には上がっているのですけど、なかなか前進しないようです。
原因のひとつは、主催者と設置協定を結んだ町長が現職ではないことにあるみたい。前町長は設置賛成派だったのに現町長が反対派なものだから、話がこじれているというわけ。地域住民や隣接している御殿場市も、設置反対にまわっているもよう。
「舟券売り場『場外迷走』」(読売新聞、9月19日)
反対派の主張って、きっとお決まりの「渋滞の発生」「風紀の悪化」「子どもの教育上よくない」あたりだと思うのですけど、主催者側はどのように説得しようとしているのでしょうね。興味深いところ。
ひとつの方法として、過去にオープンした場外発売所の付近住民にアンケートをとってみたらどうでしょう?「ボートピアの設置後、渋滞は発生しましたか?」「街の雰囲気は悪くなりましたか?」「不良少年は増えましたか?」なんて聞くわけです。
ボートピアに好意的ではなくとも、否定的な意見が出てこなければ、アンケート結果がなかなか強力な説得材料になると思うんですけどね。対策とか予測とか、未来のことばかり語るよりも、実感を伴って安心感を与えられる気がします。
続いて、ギャンブルファンの生態(!?)を浮き彫りにする調査結果の話題。
パチンコまたはパチスロをする人の喫煙率は、全体の喫煙率より35ポイントも高いそうです。
パチンコもたばこもやらない人にとっては、「あっそ」で終わってしまう結果でしょうけど、ギャンブル好きにとっては、どことなく身をもって納得できる数字ですよね。
「パチンコ・パチスロをしている人の喫煙率は喫煙者全体に比べ、35.1ポイント高い」(DREAM NEWS、9月18日)
麻雀や公営ギャンブルを楽しむ人の喫煙率を調査したら、同じように平均的な喫煙率を上回るでしょうね。パチンコとパチスロほど高くないとしても。
ギャンブルってレジャーとはいえ、根を詰めて取り組むものだから、タバコのような息抜きのアイテムに対する必要性が高いんだろうなあと思います。息抜きをするのに息抜きが必要になるなんて、ちょっとヘンですけどね(^^;。
2週間ほど前のニュースですけど、場外舟券売場の新設ネタを2件。
ひとつは新潟県見附市にミニボートピア。もうひとつは鹿児島県志布志市にオラレ。
それぞれオープン時期が来年8月、同4月と具体的に書かれているから、実現する可能性は高いと見ていいのかも!?
「県内初の場外舟券売り場開設へ」(新潟日報、9月6日)
「志布志市が舟券売り場計画 来春開業目指す」(南日本新聞、9月5日)
最近の場外舟券売場は、都市型から小型化にトレンドが移ってきましたね。もっとも、大阪に名古屋、横浜と、大都市にはすでにボートピアができたから、あとは地方都市に小規模な施設を点在させて販売網を広げていくしか選択肢はないのかもしれないけど。
それにしても、日本の西側にばかり建てられるのって、長い目で見た場合、どうなんでしょうね? 10月にオープンする「オラレ徳山」に「オラレ島原」にしてもそう。
主催者サイドは「競艇は結局のところ、西日本のギャンブル。だから、開拓すべき“市場”も西日本に絞り込むのが正解」と考えているのか、それとも持ち込まれる建設予定地が偶然、西日本に偏っているだけなのか?
たとえば、ばんえい競馬や道営競馬が衰退しつつある北海道などは、今こそ開拓するチャンスだと思うのですけどね。ボートピア釧路で懲りてしまったのかな?(^^;
続いて競輪の話題。
9月11日、一宮競輪場で開催されたオールスター競輪で落車し、帰らぬ人となった内田慶。
「チャリLOTO」のホームページに、内田を取り上げた過去の記事と、内田の死を悼む選手たちのブログをまとめて紹介するページがアップされています。
「訃報 内田慶選手(栃木・S級1班)※競輪選手・競輪関係者からのお別れの言葉のリンクを掲載しております。」(チャリロトホームページ、9月12日)
この事故であらためて感じたのは、公営ギャンブルの選手ほど、表と裏のギャップが大きな職業はほかにないなあ、ということ。
特に競輪は、オフシーズンもなく、ほかの競技に比べて選手寿命も短く、練習からレースまでケガと死の危険にさらされっぱなし。表舞台だって、今となっては昔ほど華やかではなくなったわけだし。
ただ、そんな厳しい条件下でも選手は走り続けるからこそ、ファンはレースに夢を見たり、選手に魅了されるのもまた事実なんですよね。だからといって、「選手は生命の危険にさらされて当然なんだ」なんて言うつもりは毛頭ないのですけど。
平和島競艇のホームページに、必読ものの特集記事。
タイトルはズバリ、「チルト3度」。
チルト3度とは何かといった基本的な解説から、チルト3度が生んだ名勝負、そして阿波の6コースまくりのムービー集に、とどめは阿波勝哉と松永良一アナウンサーの対談。
松永氏の「チルト4度になったら?」の問いに、「もちろん。前検から走ります」と断言する阿波。
最初から最後の1行まで、モニターにくぎ付けになってしまうほどのおもしろさです。
「【特集 チルト3度】 UPしました:」(平和島競艇ホームページ、9月17日)
考えてみると、阿波の功績って、単に“6コース&チルト3度”に徹した走りが、彼のファンを引きつけているだけではないと思います。
同じレースを走るほかの5選手だって、「まくられるものか!」とエンジンやプロペラを整備し、スタートを張り込むから、レースの質が上がるわけで。舟券の面でも、阿波の応援舟券が売れるようになるだけではなく、“阿波人気”の裏をかいて内寄りのコースから堅い舟券で大勝負をするファンも増えているだろうから。
阿波ファン、特に阿波ファンではない競艇ファン、そして主催者の三方から注目を集められる点に、阿波の選手としての真価があるのではないかなあ、と。
ただ、阿波自身にかかるプレッシャーも相当なものでしょう。並の精神力だったら、ファンと主催者の期待に押しつぶされていたかもしれません。本人も、チルト3度はもはや「引くに引けない状態」と語っているくらいですからね。
それでも折れずにいるのは、6コースとチルト3度は誰に強制されたわけでもなく、自らが選んだものだからでしょう。
彼の走りに自身の信念と生き方までもが反映され、それらがレースを通してファンの心に届いているからこそ、競艇界を席巻するほどの話題になっているのだと思います。










